読んでよかった本の紹介シリーズ
本に対する理解を深めるために、不定期でやっていこうと考えていたが、面倒なのでシリーズ化はやめる。というのも、人に読んでもらう文章を書こうと考えると億劫になり、書くという行為から遠ざかってしまうからだ。やはり、他人に読んでもらうということはあまり考えず、気ままに書いていこう。とはいえ、多少は読みやすい文章を心がけるために頭の中に読んでいる人の存在をちらっとだけ残しておく。
前田愛『文学テクスト入門』
学校制度や受験制度によって馴らされた私達の読書のあり方について一石を投じてくれる本。
日本の現代思想の歴史、人物関係を掴むことができる本。
田中克彦『ことばと国家』
国民国家を作るにあたって、国語というものがどのような働きをしてきたかということについて知ることができる本。
輪島裕介『創られた「日本の心」神話』
「伝統文化」というものがどのようにして編まれていくかを、演歌という身近な例を通して分かる本。
パッと思いついた限りではこのくらいだ。
本の読み方は自由だ。
本にはいくつかの種類があり、その種類に合った読み方、また、目的に合ったをその都度使い分けることが便利ではある。難しくて分厚い本はいきなりとっかかると大抵挫折する。簡単な本から入るのがよい。その場合、本の内容が薄すぎることがあるので、形から入ろうといきなり本を買うのではなく図書館で借りたり書店で探して立ち読みして、本の内容かぶり、文章の難度(必要とされる前提知識のレベル)を確認するとよい。
2019/05/28 修正