舶来文化の文化的真正性についての覚え書き

舶来文化に早くから接触できるのは社会の上層部であった。

それが本国で比較的下等とみなされる文化であっても、違う国に輸出されると舶来文化とみなされる。舶来文化は、輸入元の国から見た輸出元の国のに対して持っているイメージと結び付けられて価値を評価されながら受容される。

文化は成熟していく(変容と言い換えても良い)段階において、反動として原理主義的に元々あった形へ戻ろうとする動きが周期的に発生する。

舶来文化の真正性は、当初は本家にどれだけ近いかどうかで判断される。真正性を図るモデル、標準は本国の本家にある。

わからないこと

やがて、舶来文化が土着化、自国化すると、その文化の文化的真正性を図るモデルはどこになるか?→新たに歴史が創られる。その文化の歴史の始点に位置するものがモデルになるはずだ。

そして本家の文化が平行的に発展していくとき、どのように受容しながら舶来文化は発展していくのだろうか。→その本家の文化のキャッチアップに努めるだろう。

そして本家の文化の発展が停滞した時、どうなるか?→独自発展していく

 

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