『ヤジと民主主義~小さな自由が排除された先に~』感想

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街中で「安倍ヤメロ」と書かれたプラカードを持った人たちを見てもふーん、やってるなあというくらいしか思っていなかったが、この動画を観て少し印象が変わった。

「異なる意見にも寛容であれ」という言葉は、その言葉自体に矛盾が内在しているのであまり使いたくない。「異なる意見を尊重したほうが自分にとってもためになる」と言うほうがいいのかなと思う。

この動画の最後のくだりで、安倍晋三に対する抗議している人達が警察に囲まれているシーンは印象的だった。「誰も私達を助けようとしない」と漏らしていた。私がその場にいてもやっぱり傍観するか、見ていないふりをするか、それとも認識しないか…どちらにせよ助けなかったと思う。悪気があって無視するのではなく、単純に他者の気持ちに対する共感力や想像力、社会に対する責任感、そして勇気というものが欠けているのだろう。